こんにちは、こんやです。
今回は身体障害者と労働をテーマに書いていきます。
僕自身、身体障害者なので自らの経験を活かしながら意見を述べていきたいと思います。
今の世の中の仕事で、求められているもの
仕事をするうえで求められる要素は様々あります。
例えば、スピード(速さ)・量(より多くのことができる)・正確性・品質・etc・・・
特に近年の労働環境で求められている要素として、スピードと量を求めている企業が多いのではないのでしょうか。
「より多くの仕事を早くこなせる人材が欲しい」
「身体障害者」と「健常者」の違い
身体障害者と健常者の違いといえば、文字通り、体の機能・能力に違いがあります。
健常者にとっては簡単にできることが、身体障害者だと難しかったり不可能ということがあります。
例えば、目の見えない人にパソコンの画面を見せても、全く内容がわからない。
耳が聞こえない人に声で伝えようとしても伝わらない、等。
このように、身体障害者は健常者に比べてできないことや難しいことが多く、健常者と同様に働こうとすると様々な制限が出てきてしまいます。
身体障害者が健常者と同様に働くには、支援が必要
例えば、「ある書類を持ってきて、そこに必要な内容を書き、別の担当者に渡す」という工程があったとしましょう。
こんな時、健常者であれば何事もなくこなすことができると思います。
しかし、身体障害者の場合だと手伝いが必要な場合が多いです。
「書類を持ってくる」ことについて考えてみると、
車いすの人であれば、仮に書類が高い場所にあったら一人では取れないので手伝いが必要になります。
また「書類に文字を書く」といった場合でも、手や指が動かない人だったらそれが難しいことが想像できます。
「担当者に渡す」という場合、その担当者の居場所や状況を確認する必要があります。
担当者が席に居なかった場合、耳が聞こえない人がその担当者に連絡を取りたいと思っても、電話で確認ができません。
そのため、他の人に頼んで確認してもらう必要が出てきます。
このように一見簡単そうな動作でも、身体障害者にとってはとても難しいことがあります。
一人では完結させることが難しいことがあるので、周りの方の手伝いが大切になってきます。
身体障害者自身が「他の人に手伝ってもらうことは迷惑だから」と考えて、無理をしながら自分の力で完結させようとする人もいると思います。(←ちなみに僕です><;)
無理や辛いことを続けていると、余計に体力を消費してしまって仕事がおぼつかなくなってしまう可能性があります。
ですので、身体障害者の方は遠慮せずに手伝いを求めましょう。
そして周りにいる方は手伝ってあげましょう。
手伝ってもらったら、その方に感謝することも忘れずに^^
自分に合う方法で働き、無理をしないことが大切
初めの方で、今仕事で求められている要素は「スピード(早さ)」と「量」であると書きました。
ですが、身体障害者にとっては早く業務をこなしたり・たくさんの量を処理することは体力的にもきつい方が多いと思います。
身体障害者自身が納得して、早さや量を求められる仕事に就くのであれば良いのですが、無理してこのような仕事に就くことはおすすめしません。
ただでさえ身体の障害により不自由な生活をしているのに、仕事で無理をすることになると仕事どころではなく、日常生活にまで支障をきたしてしまいます。
ですので、身体障害者が働くうえで大切なのが、無理をせずに自分の力が発揮できる環境で働くことです。
職場の人の理解も必要になるでしょう。
仕事先を見つける際には、身体障害者に理解ある会社を選びましょう。
こんやの一言
会社の仕事や社会常識といったものは、健常者を基本として考えられています。
健常者にとっては当たり前にできることも、身体障害者にとっては大きな負担であることも多々あります。
「辛い状況であることを伝えたらクビになるかもしれない・・・」と不安に思って苦労しながら働くよりも、伝えるべきことは伝えるという方が心身のために良いのではないかと僕は思っています。
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