こんにちは、こんやです。
本記事では部屋探しと車いすの利用について、書いていきます。
人が生活するためには、家が必要になりますよね。
今回は、賃貸でお部屋を借りる際に抑えておきたいポイント等、僕の経験談も交えて紹介していきます。
部屋を借りる人の情報
部屋を借りる時、どんなことに着目しながら探すと良いか?
車いす利用者の立場からみていきます。
車いす利用者といっても様々な人がいますよね。
- 常に車いすが必須な方
- 自宅内では利用せず、外出する際に車いすを利用する方(僕はこのパターン)
- 電動車いすを使う方
- 手動の車いすを使う方
賃貸物件を借りる際、車いすの利用によって部屋の壁や廊下に傷を付けてしまう可能性があります。
せっかくいい部屋が見つかっても、車いすの利用によって大家さんから断られてしまう可能性がありますので、事前に確認しておきましょう。
- 車いすを部屋の中で利用するかどうか
- 車いすを置く場所はあるか(室内、又は廊下など)
部屋を借りる条件として、「車いすの利用不可」な場合でも、部屋の中では車いすは利用せず保管のみ行いたいという場合は借りることができる場合が多いです。
また、車いすを置く場合、玄関前等の廊下は”共用部”のため置けないことが多いので注意しましょう。
賃貸物件を探す際に着目したいポイント
部屋を探す時、賃貸物件サイト等で様々な条件を入れて検索しますよね。
賃料は〇〇円まで。交通機関まで〇〇分以内。〇階以上。広さは〇〇㎡以上 等。
車いす利用者が探す際に着目したい項目を以下に並べてみました。
- 交通機関までの距離。どのくらい時間がかかるか・利用可能な交通手段
- 外出する際の道はどうなっているか。道幅の広さ・坂の有無・段差の有無、路面の状況等
- 玄関の状況。玄関先が段差になっていないか・玄関先が車いすが通れるスペースか
- エレベーターの有無
それぞれ解説していきます。
①について、車いすを利用する場合には自宅から交通機関まで近い方が良いです。
買い物や遊びに行くために出かける場合でも、移動手段が無くては困ります。
また、交通機関まで遠いとそれだけで疲れてしまい動けなくなってしまうため、近い場所を探しましょう。
②について、外出する際の道が坂道だったり、平坦だけど段差がたくさんあって進めない、障害物があって狭くて通れないといったことが考えられます。
また、砂利道だったり凸凹した道が多いと車いすで進む際の負担が大きくなってしまいます。
道が平坦で広く、舗装されている道があることが重要です。
③について、せっかく良い部屋を見つけても玄関までが階段だったり、玄関を開けた先が高い段差になっている、玄関が狭く車いすが通れない、などといった問題が考えられます。
賃貸物件検索サイトに掲載されている写真を見て確認したり、Googleマップのストリートビューで確認してみるのも手です。
④について、車いすを利用する場合は、階段の移動は難しいのでエレベーターのある物件を探しましょう。
エレベーターが無い場合でも、1階の部屋であれば問題ない場合もありますので探す際に頭に入れておきましょう。
最後に

これまで解説した項目は、賃貸物件サイトの検索条件にないので、ひとつひとつ確認しなければならないので非常に苦労します。
車いす利用者が部屋を借りる際は、通常の検索に比べて時間も体力も多く使います。
ですが、このような点を注意しておかないといざ現場に行ったときに
「あれ?想定していた条件と違う・・・これじゃ住めない(泣)」
ということになりかねないので、しっかり確認しておきましょう。
良い部屋を見つけた場合には、文字・写真の情報だけでなく、実際にお部屋を見に行くことが重要です。
毎日過ごす場所になるので、自分が納得できる環境の場所に住みましょう。
今回は、車いす利用者が部屋探しをする際に気を付けたいポイントについて解説しました。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
こんやの一言
賃貸サイトの検索条件に「バリアフリー」って項目があるけど、全然バリアフリーになってない部屋もあるので注意しましょう。
一番はやっぱり自分の目と体で現地に行って確かめること!